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人間が取るべき睡眠時間は何時間?

人間が心地よく過ごすために日々の健康を維持するために、必要な睡眠時間はどれくらい必要なのでしょうか?
まずは、基本知識として人が取るべき睡眠時間の基本を紹介します。人間が必要な睡眠時間は6~8時間が必要です。
これは、人間の睡眠の周期が約1.5時間周期でノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返し、約4~5回繰り返した段階で眠気の原因になるメラトニンの量が減少して、目が醒めるようになっています。
ですが、実際その睡眠時間を毎日取っていても疲労感が抜けないことや、睡眠障害になる人もいます。
正しい睡眠を取るには、睡眠の時間の長さだけではなくて、起床や就寝時間を意識することが大切なのです。
今回はわかりやすくその疑問を解説していきます。
睡眠時間は毎日同じ時間取れれば問題ないは嘘!!!

平日は朝早く起きて6~8時間寝て、休日は遅くまで夜更かし、その後同じ時間寝て昼ぐらいに起きるという生活習慣をしている人いませんか?
これは問題ないと思っている人もいますが、実は睡眠障害の原因になることが判明しました。
実際に取っている睡眠時間は毎日同じですが、体調を悪くする原因があったのです。
睡眠を取る時間が同じでも体内時計は狂う

先程紹介した、平日は朝6時に起きて夜は23時に寝て、休日や休日前に1時まで起きて朝は8時に起きるという生活習慣の場合、睡眠時間は7時間取っていることになります。
ですが、この生活習慣を行っていると体調を崩したり、同じ睡眠時間取っているのに疲労感が抜けないのは、体内時計がズレるからです。
体内時計は、人間の体の中で起きたり、眠くなったりといった活動を担っている機能で、人間の体内で25時間という単位で一日というリズムを持ち活動しています。
一日が24時間で、体内時計が25時間だったらそのままだと12日で体内時計と本来の一日の時間感覚に12時間の差が生じてしまいます。ですが、それが起こらないのは何故なのでしょうか?
人間の体の体内時計と我々の一日の体内時計にズレがないのは、朝同じ時間に起きて日光を浴びたり、水を飲んだり、食事をすることでその誤差を埋めているのです。
体内時計のズレはアルコールを飲むほどのダメージ

実は、体内時計のズレは最近の研究でアルコール摂取並みに、体の機能を悪くすることが判明しました。
アルコールを摂取すると交感神経が活性化し、本来の睡眠の質よりも悪くなるということは知られています。
夜更かしをして同じ睡眠時間を取っている場合は、アルコールを飲まなくても飲んでいると同じぐらい睡眠の質が悪くなってしまうのです。
普段と休日の睡眠時間の眠る時間のズレが1時間以上短くなってしまう人は、かなり体には負担がある状態です。
同じ時間数取っているから問題ないではなくて、負担があるのでケアが必要になります。
体内時計は基本的に毎日同じがベスト

一番体の負担がないのは、同じ時間に寝て同じ時間に起きるのが、毎日の体のことを考えると良い生活習慣になります。
土日寝だめをしたり、夜更かしをして同じ時間寝ても体が怠くなってしまうのは、体内時計のズレによって体の機能の働く時間がズレ、本来の力を発揮しにくくなっています。
休日でもはつらつと元気で過ごしたいという人は、なるべく毎日6~8時間同じ時間に睡眠を取るように生活習慣を改善する方が良いのです。
もしダラだた夜更かししているなら、次の日朝早く起きてやるという強い意志や、休日なのに朝から元気で動ける体が手に入ると思えば夜更かしの生活習慣も改善しやすいのです。
睡眠時間のズレを無くすコツ
現代社会、睡眠時間のズレを無くしたいと思っている人もいますが、実際問題毎日同じ時間で睡眠を取ることができる人はあまりいないと思います。
ここでは、ズレを最小限にするコツを紹介します。
まずは、夜更かしをしてしまった場合ですが、起きる時間は同じ時間に起きるようにすることが大切です。
体内時計のズレは朝起きた時の日光や朝食によって決まります。では、取れなかった睡眠分は昼寝(20~30分)等で補うことで、体内時計のズレを最小限にすることができます。
また、同じ理屈で寝だめをする場合も、早く寝て同じ時間に起きたほうが、体には非常に良いのです。体内時計が整っていると目覚ましなしでも同じ時間に起きるようになります。
たかが1時間や2時間毎週睡眠時間がずれそのまま放置をしてしまうと、そのズレの蓄積が体調を壊してしまいます。
【まとめ】睡眠時間は同じでも体内時計のズレは避けて!!

睡眠時間は同じと思っていても、体内時計のズレが発生してしまえば、見かけ上は同じ時間睡眠を取っていたとしても体にとっては大きな害になります。
睡眠時間の長さばかり意識して、短いことは注意していても、体内時計のズレによって体の変調が起こることを知っておくべきです。
そのダメージはアルコールを摂取したことによって起こる、睡眠の質の低下並の不調が起こるため、寝ているのに疲労が抜けないという人は睡眠習慣の改善をすることをおすすめします。
現代社会同じ時間に睡眠を取ることが難しい場合でも、起きる時間を同じにする、適切な仮眠を取るということを意識するだけで体のダメージを最小限にすることができます。
睡眠は毎日のことなので、少しずつ気をつけて健康を保ちましょう。
